超ゲームウォーカー!

search

忙しい人向け!3DS「マイティースイッチフォース!」はワンコインでサクっと遊べる良質なパズルアクション

年末年始は寝るか食うかで1週間つぶしました。コウノ アスヤ(です。

サラリーマン生活をしていると「AAA級!オープンワールド!!総プレイ時間は100時間超え!!!」みたいなゲームはおぇっとなってしまうんですよね。そして逆に、「サクっと遊べるゲーム」という存在がとても恋しくなる。ソシャゲ以外でね。

ダウンロード専用ゲーム「マイティスイッチフォース」は、安い、短い、面白い、と三拍子そろった良いゲームでした。しかも開発は「シャンティ 海賊の呪い」のWayForwordなのだ!

サクっと遊ぶことに振り切ったデザイン

凶悪な犯罪5姉妹が拘置から逃れ、プラネットランドのあちこちで大暴れしている・・・!無法者たちに正義の鉄槌をくだすため、指令本部は人工頭脳の平和主義者「パトリシア・ワゴン」を呼び寄せた。

ゲンドルモア伍長とペレットガンの助けがあれば、彼女にできないことは何もない!ややこしい事態はヘルメットサイレンを作動し、次元を「スイッチ」させて切り抜けよう。

「マイティー スイッチ フォース!」次元混合ワールドに突入し、犯罪を一掃せよ!!

msf10

定価500円のこのゲーム。操作感や見た目は「シャンティ 海賊の呪い」や「ロックマンゼロ」に近い感じで、ロックバスターよろしく、ペレットガンをバンバン打ちながら、各ステージに隠れているスペース・フーリガン(犯罪5姉妹)を捕まえるというものです。

msf11

左下に鎮座するのがスペース・フリーガンの女の子

”捕まえる”といっても、彼女らは逃げることはなく、触れるだけでオーケーなので、実質「5つのチェックポイント」としての役割を果たしています。なんのことは無いただのアクションパズルゲームです。

な ん で す が 「次元スイッチ」で特定のオブジェクトを変化させるギミックが、他に類をみないアイデアで非常に面白い!

そしてこの「次元のスイッチ」が、アイデアの勝利というか、シンプルかつ奥深いギミックになっていて秀逸なんです。一度ボタンを押せば、ステージ上の「次元ブロック」が手間に出てきたり引っ込んだりして、それを活用しながらステージを探索していく、言葉で説明するとありきたりですが、これが意外と面白い。

ブロックの次元を操作して、すり抜けたり…

msf03

msf02

こうやって敵を押し出して倒したり…

msf08

カタパルトブロックにはめ込んですっ飛ばしたりできます。

msf09

そして、複雑な仕掛けを用意しなくても、この次元ブロックの存在だけで十数ステージものバリエーションを用意してしまうWayForwordの手腕にも乾杯。横スクロールアクションゲームは沢山ありますが、ボタンひとつでステージ全体の次元を操作できるのはかなり新しい体験で楽しかったです。

というかWayForwordのこの手のゲームは、キャラのドット絵やアニメーション、背景がことごとく素晴らしいですね。今作もそれは変わらずです。

ステージ制で空き時間にサクっと遊べる

msf05

マイティスイッチフォースはステージ制が採用されていて、1ステージ毎が極めて短く、さらにクリア目標タイムが設定されているので、サクっと遊べつつタイムアタックの楽しみも兼ね備えてます。(半面、ストーリーやデモシーンは皆無なのでちょっと残念)

msf07
msf06

ステージをクリアすると、かわいいご褒美イラストとともに目標タイムとの差、あるいは自分のベストタイムとの差が表示されます。ストイック。

アクション初心者から上級者までカバー

msf01

進めれば進めるほど、徐々に難しく、工夫が凝らされていくステージは、無駄がなくクリエイティブにあふれてます。「あー、こういう使い方もあるのか」「くそっ、やられた!」といった感じに楽しめるので、アクション初心者から上級者まで楽しめそうです。

あと、同じ制作会社なのもあってか、タイトルコールやら効果音やらなんやら全体的にシャンティにすごい似ててニヤニヤできます。笑

コスパ良し、満足度高し

音楽も相変わらず素晴らしいし、なんか、値段を考えると文句なしだ!

いやはや、WayForwordは恐ろしいスタジオですね。こんな良質なスタジオのゲームがワンコインで遊べるなんて、3DSのダウンロードゲームも捨てたものじゃないです。もっと色々なゲームを遊んでいきたいところです!

「マイティスイッチフォース!」は3DS,Wii Uでプレイできます。是非どうぞ!

この記事をSNSにシェア

feedly Feedlyで購読

この記事を書いた人

asuyakono

コウノ アスヤ

1992年生まれ、岡山県出身。武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業した後、都内でデザイナーとして活動中。小さい頃からゲーム好きで、四六時中ゲームのことを考えている。

アクセスランキング