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VRの最先端は自由に歩き回れるフリーローム!「ZERO LATENCY VR」を体験してきた

コウノ アスヤ(です。

一昨年くらいから、毎年のように「今年こそがVR元年!」などと謳われており、いったい何回元年が来るんだよと、すこしツッコミたくなるような昨今ですが、みなさま如何VRライフをお過ごしでしょうか。

先日、世界初らしいVRアトラクション「ZERO LATENCY VR」が東京ジョイポリスで始まりました。これ、フリーロームVRと呼ばれるもので、VRヘッドセットを装着した状態で、約17m四方のスペースを自由に動き回りながら(!)ゲームを遊ぶ事ができるという、かなり最先端なシロモノ。あまりにも意味不明だったのでいっちょ自分の足で体験してきてみました。

ZERO LATENCY VR

ZERO LATENCY VRは、東京はお台場にある「東京ジョイポリス」の中で体験することができます。スタートしたのは2016年7月23日なので、まだ始まったばっかり!やべえ!

プレイするにはWEBでの事前予約が必要です。急なキャンセルや、予約枠の空きがある場合は当日突撃しても遊べる事があるらしいんですが、確実に遊びたい人は予約しておきましょう。今回は、友人と3人で行ってきました。

ブースの場所は1階の一番奥。ちょっと地味なので注意。ブースの場所は1階の一番奥。ちょっと地味なので注意。

予約した時間に、東京ジョイポリス内のZERO LATENCY VRのブースに向かうと、受付のネーチャンが予約の照合をしてくれます。この時、予約した時に受け取ったメールを見せる事になるので、表示して待っておくととてもスムーズ。

受付するまで中には入れないが、ちらちら見えるバックパックに期待大。受付するまで中には入れないが、ちらちら見えるバックパックに期待大。

ネーチャンなぜか関西弁。入場〜ブリーフィング

入場するとまずは、備え付けの端末に、プレイヤー一人一人のメールアドレスやプレイヤーネームなどを入力。これによって、プレイ中に名前が表示されたり、プレイ後に戦績がメールで送られてくるようになります。あと、ネーチャンに名前呼ばれる。

このあたりも、かなり簡素なつくり。ブリーフィングエリアはもうちょっと豪華であってほしい。このあたりも、かなり簡素なつくり。ブリーフィングエリアはもうちょっと豪華であってほしい。

体験時間30分のうち、前半15分はブリーフィングに当てられます。

ネーチャン(司令官?)の案内を待つネーチャン(司令官?)の案内を待つ

同時に6人のプレイヤーが遊ぶことになるので、今回はもう一組の知らない3人と組む事に。ブリーフィングが始まると、なぜかネーチャンが関西弁キャラに変貌して(マジで謎だった)、注意点やルールなどをレクチャーしてくれます。その後、壁に吊るしてあった装備品を装着する流れ。このタイミングで、すべての所持品をロッカーに預けなければいけません。

VR HMD、ヘッドセット、バックパックのセット。総重量約6kg。VR HMD、ヘッドセット、バックパックのセット。総重量約6kg。

ずっと視線に入ったまま生殺し状態だった装備品をついに装着!VR HMD、ヘッドセット、バックパック、そしてライフルという装備で、全部で総重量6kgほど。まぁまぁ重いと思うんですが、普段パソコンとゲーム機とかリュックに詰め込んでる僕らのような人種には余裕でした。

ちょっと重いが、僕らオタクにはどうってことないぞ!ちょっと重いが、僕らオタクにはどうってことないぞ!

準備が終わると、ついにフリーロームするスペースへ。ここから先は写真が撮れず…無念´д` ;

真ん中に太い柱があり、壁と床に白い線が引かれていてなんだかサイバーな雰囲気。ここでHMDを装着した瞬間…ビビります。

視界はこんな感じ。マジで未来 ※画像は紹介動画より視界はこんな感じ。マジで未来 ※画像は紹介動画より

ゲームが始まるまでは、わくわくさせる為か、いわゆるワイヤーフレームっぽい世界を見せられるんですが、向いた方向にちゃんと他のプレイヤーがいて、自分の動きもしっかり反映される。遅延はあるものの、ヘッドセットで会話はできるし、空中に浮いている物体は、手に持っている銃で狙いって壊すことができる。

このあたりから参加者のテンションが無駄に上昇していっていたのを感じます。笑

未曾有の体験、開始!

ゲームがスタートすると、それまでワイヤーフレーム状態だった世界が、一気にリアルな景色に変わります。崩壊しかけたどこかのヘリポート。四方からゾンビがどんどん溢れてくるエリア。

迫り来るゾンビにマジで冷や汗 ※画像は公式映像より迫り来るゾンビにマジで冷や汗 ※画像は紹介動画より

僕たち参加者は、その中で協力しあいながら、どんどん襲ってくるゾンビに対して、手にしたライフルで立ち向かいます。

マジで焦りすぎて、まともに動けない。※画像は公式映像よりマジで焦りすぎて、まともに動けない。※画像は紹介動画より

これ、没入感がはんぱないです。

やってることは本当に単純で、なんならゲームの内容もかなーりお粗末なできなんですが、「視界がすべてバーチャル映像」「自分の動きがすべて反映される」というコンボで、もうあたふたしまくり。冗談抜きで、自分が本当にその場にいるかのような臨場感を感じます。

遊んでいる最終は、自分がこういう状態だという意識は全くなくなる。 ※画像は紹介動画より遊んでいる最終は、自分がこういう状態だという意識は全くなくなる。 ※画像は紹介動画より

もちろん、体の動き、顔の向き、銃の向きはそれぞれ別々に検知されるので、目の前の敵を後ろに下がりながら銃撃し、首は仲間の方を向けて状況を察知する、みたいな事も可能。

目の前の敵に集中しすぎて、振り返ったら敵が目の前にいた!みたいなシチュエーションもしばしば。(そういう時は、マジで声が出て後ずさりしちゃいます)

ステージの中には、壁を出現させたり、エレベーターで2階に昇ってそこから狙い撃ちできるようなギミックもあります。特に、この2階に上る、というギミックが本当にすごくて。実際は昇ってないんだけど、景色は昇っていて。本当に高くて足がすくむんです。試しに空中に足を踏み出してみる、みたいな事すら不可能。本当に、リアルだった。

ゾンビの波のせいで、べつの参加者の方が「く、来るなぁぁぁぁあああ!」とか言っててワロタ。気持ちはわかる。

そんなこんなで15分バトルしたあとは、ヘリによって回収されてゲーム終了。おわる直前は、自然とみんな銃を上に掲げて打ちまくってました。「俺たちは買ったぞー!!!」とか言って。のめり込みすぎ。

満足度クソ高い。これは本当に面白い

めっちゃくちゃ楽しい!満足度はんぱない!めっちゃくちゃ楽しい!満足度はんぱない!

やっぱり、自由に歩き回れるというのが相当大きいです。遊んでいるあいだは、自分が「ゲームを遊んでいる」という意識が殆どなくなっていて、目の前のゾンビが怖いし、高いところは怖い(実際は昇ってない)。ものの15分なのに、すごい濃密で、すごい疲れるw

ただのVRでは絶対に味わえない、最高に楽しい体験をさせてもらいました!

ゲームが好き、新しいものが好きな皆さまは、ぜひ遊んでみてください!

ZERO LATENCY VR

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この記事を書いた人

asuyakono

コウノ アスヤ

1992年生まれ、岡山県出身。武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業した後、都内でデザイナーとして活動中。小さい頃からゲーム好きで、四六時中ゲームのことを考えている。

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