知らない人たちと9時間ぶっ続けでボードゲームを遊んできた。楽しかったから遊んだゲームを紹介していくよ!
コウノ アスヤ(@asuyakono)です。
女子高生がボードゲームを遊ぶマンガ「放課後さいころ倶楽部」が大好きなのに、一度もボードゲームを遊んだことがない僕。「ボードゲーム遊びてー」と、いつも思ってるのに、なかなか踏ん切りがつかない僕。
そんな僕ですが、先日友人に誘われてボードゲームを遊ぶ会にお邪魔してきました。
自己紹介より先にゲーム
降り立ったのは高円寺。TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」に店主が出演したこともあるボードゲーム屋さん「すごろくや」が店を構えるボードゲームの聖地です。
駅で主催者の方に軽く挨拶をして、区民館へ。(だいたいこういうスペースを借りて遊ぶことが多いようです)
到着するや否や、自己紹介すらちゃんとせぬままにいきなり始まった、「ワードバスケット」
え!?まだ皆の名前知らないんだけども!?
リアルタイムしりとりカードゲーム「ワードバスケット」
このゲーム、場に出ているカードに書かれた文字ではじまり、自分の持っているカードの文字で終わる3文字以上の言葉を考え、思いついたらその言葉を言いながら該当するカードを箱の中に投げ入れるゲーム。
要するにしりとりなんですが、「場に出ている言葉で始まる単語」「手札にある文字で終わる単語」という縛りが発生しているところがミソ。これだけで、頭の回転が試され、縛りに捕らわれて良いように単語が出てこないジレンマが楽しくなります。そして、先に単語を言い放った人の手札がどんどん減っていくリアルタイム性もあり。けっこう盛り上がりました。
で、盛り上がったあとにやっと名札を使用した自己紹介タイム。けど、みんなかなりあっさりで笑いました。「名前さえ分かればゲームは遊べる」と言わんばかりの気迫。
その後、もうちょっと重めのやつを、ということでミステリウムというゲームを遊ぶことに。
美麗イラストから犯人を推理「ミステリウム」
こちらは、与えられたカードの絵柄をヒントに、出題者が決めた人物やアイテムを当てるゲーム。説明書が分厚くて、ルールも複雑。すんなり遊べるゲームでは無い気がしますが、イラストと小道具、世界観が素晴らしかったです。
ゲーム自体にストーリーや演じるキャラクターが用意されてるので、それを理解しておいたほうがより楽しめたかもしれません。私は占星術師…とかいって。
で、お次がハイパーロボットという名前のゲーム。
要するにポケモンの滑る床「ハイパーロボット」
簡単に言うとポケモンの滑る床です。壁か障害物にぶつかるまで曲がれないロボットを、目的のマスにどれだけ少ない手数でブチ込めるかを競うゲーム。毎回、裏返しになったカードをオープンし、「何色のコマを」「どのマークのマスに導くか」を決め、瞬時に頭の中で、最短ルートを導き出して「5!(5回でゴールできる道筋を見つけたぞ!の意)」などと叫びます。
これは如実に頭の回転と、ゲーム自体の慣れが出ちゃうゲームでした。初心者の僕は終始「…ろ、6?いや…10…いや…」とどもってしまい、その隙にベテランが「8!」とか言って解答しちゃうという。笑
でもこれ、皆で同時に楽しめるし、結構好きでした。
この辺りで、ゲームに夢中で時間の感覚が無くなってきてた気がします。
ホテルを経営して株を売買「アクワイア」
ホテル経営者となり、ホテルの拡大と買収、株券の売買を繰り返して最後の所持金を競うゲーム。これ、放課後さいころ倶楽部の第6巻に出てきたやつです!
ルールがけっこう小難しいので、やりながら覚えていくのが吉です。こういうゲームは、世界観に入り込んでしまうとより楽しめる気がします。凄腕の経営者になったつもりで、擬似的な株券と、ホテルが買収された時の配当金を考えながらプレイ。ふっつーに負けてしまいましたが、もう一回やりたいと思えるゲームでした。
そして、最後はかねてからずっと遊んでみたかったボードゲームの金字塔「カタンの開拓者たち」
決め手は話術による交渉「カタンの開拓者たち」
有名なやつ!ずっと遊んでみたかったやつ!今回遊んだのはポータブル用らしく、カードやオブジェクトが紙でできたチープで省スペース版でした。ちょっと残念。笑
六角形のマスの頂点と辺に、自分の色の「道」や「開拓地」を作っていって、先に10ポイントを獲得した人が勝ちになるゲームです。毎ターンサイコロふって出た目によって、「道」や「開拓地」を作るための「資源(木、土など)」が手に入るので、それを如何に集め、如何に使い、自分の領土を広げていくかを考えるのが超楽しい。そして、資源は他のプレイヤーに直接交渉して交換することができるので、「木をあげるから、石をくれ!」なんつって、自分と相手の利益を考えながらやりとりするのもスリリング。
カタンも、放課後さいころ倶楽部第2巻に登場してます!遊んでみたかった1番の理由がこれ。笑
ちなみに、カタンを遊びはじめた時にはすでに夜の19時を過ぎていて、お腹が減ってきた僕は速攻でコンビニまで行ってパンやらドーナツやらを買い込んで貪りながらプレイしてました。すみません。。
気がついたら9時間たってた
あれよあれよと登場するボードゲームを夢中になって遊んでたら、あっというまに9時間が経ってました。その日出会った知らない人、名前しか知らない人でも、ボードゲームを囲めば9時間だって普通に一緒に過ごせるし、むしろ、すっごい仲良くなれた感じがあります。
あまりに楽しい時間を過ごしてしまったので、後日僕は、とあるカフェで開催されている「カタンの開拓者たち」を遊ぶだけのイベントに乱入してしまったりするようになるのですが、それはまた、別のお話…
最後にやっぱりすごいなと思うのは、こういう「遊んでみないと分からない、ボードゲームの面白さ」を見事の表現してる漫画「放課後さいころ倶楽部」はやっぱ半端ねえなと、思った次第でございます。
それでは!