連作イラスト「NEO JAPAN 2202」がカッコ良すぎる!近未来のハイテク日本警察を描いた傑作
コウノ アスヤ(@asuyakono)です。
昔から、「日本×近未来×部隊」みたいなのがかなり好きで、攻殻機動隊や機動警察パトレイバーみたいな世界観が大好物です。
Deviant Artという海外のコミュニティサイトで、johnsontingさんによって展開されているシリーズ「NEO JAPAN2202」は、そういう人たちのツボをピンポイントで付いてきます。
カッコ良すぎてポスターにして部屋に飾りたい。
バックストーリー
The Biwa Generators – Neo Japan 2202
NEO JAPAN 2202は、衰退した世界における機械化された日本警察を描いた連作のイラスト作品。漫画や小説などでは無いですが、シリーズ全体に背景が設定されていて、それに沿って描かれているみたいですね。
西暦2200年、世界規模の衰退はそのピークに達し、世界中の警察たちはテロリストによる攻撃に苦心していた。
日本は、民間の企業である「NEORAI工業」と政府による共同プロジェクト「ネオ警察」が立ち上げられ、全ての警察官は機械式のA.Iに置き換えられた。
不安にかられた国民と元役員によって国中で勃発していた暴動は、冷酷無慈悲な「ネオ警察」によって、瞬時に制圧されていた。
またたくまに日本の犯罪率は低下、衰退に歯止めがかかったことから、彼らは「ネオ警察」がいかに人間より優れた処理能力をもつ部隊かを証明した。2202年、日本にネオ警察を正式に発表した。
多くの人々は、いまだネオ警察を疑っている。
機械はただの機械であり、まだコントロールできているが、もし間違ったものの手に落ちれば、結果は想像を絶するものになるだろう。
なかなか考えられているバックストーリーですね。
練りこまれた設定に惚れ惚れ
これまでに数多くのシリーズ作品が描かれてきましたが、興味深いのはそれぞれのイラストにしっかりとストーリーが付けられていること。以下、イラストと一緒に翻訳したストーリーを抜粋してご紹介していきます。
DR.WAYNE
自殺したリチャード・ウェイン教授が、自身をドローン(無人機)にアップロードした。ドクターウェインと名付けられたこのドローンは、単機で日本に逃亡。地元のテロリストグループ「Ronins」に参加しているらしい。
EMERGENCY RESPONSE SQUAD
処女航海中だった宇宙船「JSS VICTORY」が墜落、その救援・調査に向かった最初のドローン部隊。
Royales
皇居や城などの重要建築物の周りには、地元のテロリストによる頻繁な攻撃に対応するため、皇立警察とよばれる特殊な部隊が配属される。
KIKAI YOHEI
安価で人的被害のない日本製の「機械傭兵」は、戦争が盛んな2200年代においては世界中から重宝され、日本の経済を潤した。機械傭兵はAIを持たず、人間のオペレーターによって管理されている。
SHROBAI
武装された警察官が使用する白バイ。蛍光緑に発光する可動ラインが特徴的。
PHANTOMS
皇立警察の不可視の部隊”通称ファントム”は、ステルスミッションの為により高精度に設計されたAAプロジェクトの一つ。テロ部隊Roninsに奪われた”第七のファントム”は、行方不明に。
ORBITAL DEFENSE LINE – MUNGADO
月の破片を採取・販売するビジネスが成立する傍ら、非認可の組織によるこれを防止するため、月の防衛ラインに配備された部隊”MUNGADO”
KAZUKO KIMURA with DR WAYNE
新宿区の捜査員「木村和子」彼女は、12歳の時に反ネオジャパン組織に誘拐され、両腕を失ってしまう。15歳の時、NEORAI工業による義肢プロジェクトのテスト対象に選ばれる。
ハイテク×日本=かっちょいい
ゴリッゴリにハイテクでありながら、どこか洗練されたボディがかっこいいNEO JAPAN2202シリーズ。世界は衰退しているのに、こういった取り締まり組織だけがハイテクになっている感じが、ディストピア萌えな自分としてはたまらんです。ザ・日本な背景(城とか、新宿とかね)とハイテクドローンのミスマッチ感も最高。ホント、漫画化してください。
johnsontingさんによるNEO JAPAN2202シリーズは、Deviant Artに掲載されています。海外のサイトですが、興味を持たれたかたは是非アクセスして、彼の別の作品もご覧になって見てください。
johnson ting – Deviant Art
ネオジャパン最高!