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歌舞伎町のド真ん中でVR型マリオカート!最新施設「VR ZONE SHINJUKU」体験レポ

本日も超ゲームウォーカーにお越しくださりありがとうございます。コウノ アスヤ(です。

お台場はダイバーシティに期間限定でオープンしていた、バンダイナムコによるVRアクティビティ施設「VR ZONE Project i Can」。それがこの夏、装い新たに新宿にリニューアルオープンしました。

体を動かしたり、大型の筐体に乗りながら体験するVRに目がない僕としては、こんなもんオープン初日に突撃するほかなし!

さぁ、取り乱せ!のコンセプト通りばっちり取り乱して来ましたのでここにご報告致します。

お台場のVR ZONEを体験した時の記事はこちら

VR ZONE SHINJUKUとは

VR ZONE SHINJUKUは、バンダイナムコ主催のVRアクテビティ施設。「釣りVR GIJIESTA」や「極限度胸試しハネチャリ」などのオリジナルのアクティビティから、「マリオカート アーケードグランプリVR」や「エヴァンゲリオンVR The 魂の座」などの他社の既存IPを活用したコラボものまで、全12種類ものVRアクティビティを楽しむことができます。

ほぼ全てのアクティビティに、VRヘッドセット「HTC Vive」と、傾いたり振動する座席が用意してあるので(ものによっては腕にもトラッカーを付けたり)、360度の視界に加えて、ゲームに忠実なコントローラー(ハンドルなど)、リアルなフィードバックによって家では絶対に体験できないVRを味わうことができます。

しばらくは予約必須!

現状、VR ZONEを遊ぶにはウェブ予約がほぼ必須です。

遊びに行きたい日程が決まったら、まずは公式サイトより事前に予約しておきましょう。

1day4チケットセット…入場券+4つのアクティビティのチケットがセットになったもの。

現在購入できるのは、1day4チケットセット(¥4,400)のみ。これは、施設そのものへの入場券と4つのアクティビティのチケットがセットになったものです。入場券の当日販売や、各アトラクションの個別のチケットも販売されることがあるようですが、混み具合によって変わるらしいので、今はやはり予約が安全かと思われます。

目玉のマリオカートVRは4人、エヴァVRは3人同時プレイなので、MAX3人か4人で予約するのが丁度良いと思います。

入場〜近未来的なロビー

施設は歌舞伎町のど真ん中にあります。TOHOシネマズよりも少し奥。二回ほど角を曲がるとドカーンと鎮座しているのでわかりやすいです。

お台場の時のサイズを考えると、予想以上に巨大なサイズ。

中に入ると目の前にモニターとロゴマークのディスプレイがお出迎え。モニターにロゴマーク被ってますやん!新しい(笑)

ロゴマークが思いっきり重なったモニタ群。新しい。

入り口からチケットカウンター、入場ゲートはすぐですが、一応待ち合わせられる程度のスペースはあるので、人と待ち合わせる用事がある人は無理に外で待たずに中で待ちましょう。暑いですしね。

指定時間前だからか、チケットカウンターはスカスカだった。

チケットは、入場券+アクティビティチケット×4枚。

チケットは1人5枚となる。無くなさないように注意。

会場パンフレットとニンジャVR用マスクも付いてきます。

パンフレットは縦長。すこし取り回しづらい。
VRゴーグルを付ける時に目元に着用する衛生マスク。見慣れてきた。

手元がけっこうわちゃわちゃするので、収納しておける何かを準備しておくといいかもしれません。

入場券をピッとして、いざ!

巨大なオブジェがお出迎え。

どーん!とお出迎えしてくれるNAKEDによる「センターツリー」

メインホールにはクリエイティブカンパニーNAKED監修のオブジェ「センターツリー」が鎮座。木のように有機的な形状と近未来的な装飾が合わさって不思議な感じ。床や壁面のプロジェクションマッピングと融合してなかなか気分がアガります。

床、天井、壁にまで映像が投影されている。

余談ですが、過去にこのNAKED主催の「SWEETS by NAKED」というアート展にも行ったことがあるのですが、こちらはメチャクチャ微妙で…今回ちょっと不安だったんですが、杞憂のようでした。良かった良かった。かっこいいかっこいい。

リアルに走る!こうらを投げる!「マリオカート アーケードグランプリVR」

ハンドルを従えた見覚えのある筐体が…。

さあ、まずはこれを遊びにきたといっても過言ではないアトラクション「マリオカートVR

動く筐体に乗り込み、両手には手の位置をトラッキングするためのデバイス(Viveトラッカー)を装着してプレイします。プレイヤーはマリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシーの中から自由にキャラクターを選ぶことができるので、事前に話し合っておくとスムーズかもしれません。(性能差は無し)

ここで気づいたのですが、VRZONEは地味に係のお兄さんお姉さんがめっちゃ丁寧で気さくで、プレイ中の写真とかお願いすると快く撮ってくれるのが心地よかったです。そういうとこ大事ですよね。

そして、結論から言うと、マリオカートがこの日遊んだアトラクションの中で一番面白かった!(笑)

ゴーグルを付けるとそこはマリオカートの世界。横を向けばマリオやルイージが。後ろを向けば巨大な戦車のようなカートにのったクッパやワリオがエンジンを吹かせて今か今かと待ちわびている。

360度マリオカートの世界!!VR

スタートと同時にアクセルを踏むと、360度の視界が進む進む!筐体が動くので、左右の揺れや地面の凹凸もしっかり再現されていて没入感がすごい!おもわず「うっほー!うわー!すげー!ぎゃー!」と叫びながらプレイしてしまいました。

プレイ中の僕。顔のにやけ具合から面白さがにじみ出ている。

360℃視界がマリオカートなのに加えて、さらに驚いたのは「風」の再現。コース中にはカイトで空を飛んだりダッシュしたりするポイントがありますが、そういう場所カートが加速すると、ちゃんと前から風が吹いてきてまさに加速してきる感覚!

浮遊感も最高。しかもリアルに風がくる。

オリジナルよりも巨大になっているパックンやドッスンなどに「うわー!食われるー!」と大はしゃぎ。だって怖いんですもの。大きいものとVRはとても相性がいいですね。

巨大なパックンの存在感はリアルそのもの。怖い!

そして、マリオカートVRを最高のアクティビティたらしめるもう一つのギミック、それが「自らの手でゲットして、自らの手で使うアイテム」たち。

家庭用ゲーム機やアーケード版のマリオカートは、アイテムブロックをカートで通過してアイテムをゲットしますが、マリオカートVRでは空中に浮かぶ風船に吊るされたアイテムを、「自分の腕を伸ばしてゲット」します。

思わず手が「モノを持つ形状」になってしまう!

アイテムは「ミドリこうら」「バナナのかわ」「ハンマー」の3つ。それぞれ実際に自分の手で持って、投げたり振ったりして使用するんですが、「ミドリこうら」がなにより楽しい!片手でハンドルを握りながら、片手でこうらを掲げて狙いを済ませて投げる!夢にまでみた体験です!

狙いすまして、こうらを、投げるっ!!(楽しい)

4人同時にプレイできるのも嬉しいポイント。ヘッドセットでしっかり皆の声が聞こえてくるので、めっちゃ盛り上がります。これ、VR ZONEに来るなら絶対に体験すべきアクティビティですよ!

エヴァンゲリオンVR 魂の座

マリオに続いて人気だったエヴァンゲリオンVR The 魂の座

これも初めから遊ぶのを決めていたアクティビティ「エヴァVR

各アトラクションでは、それぞれ遊ぶのに若干並ぶ必要がありますが、さながらディズニーランドのように係のお兄さんお姉さんが操作説明をしてくれるので退屈はしません。特にこのエヴァVRの説明お兄さんはガチでした。「エヴァが倒れたら『動け!動け!動いてよぉ』と叫ぶことで早く復帰できます!」とか「目標をセンターに入れてスイッチです!」とか演技込みで説明してくれます。アツい。

エヴァVRは、内容的には割と地味目。

エヴァVRの筐体は、さながらエントリープラグのような姿勢。こちらは原作通り同時に3人までプレイできるので、それ以上の人数で遊びに来ているひとはあらかじめ2:2でいくか1:3でいくかなどを話し合っておくといいでしょう。(難易度がクソ高いので、できれば3人組がベスト)。零号機、初号機、弐号機のなかから好きなエヴァを選んで乗り込みます。僕は弐号機をチョイス。

アクティビティがスタートすると、既にそこはエントリープラグの中。まずはLCL注入からA10神経接続、そして地上に出てリフトオフするまでを、原作アニメそのまんま、完全に体験できます。

LCL注水〜A10神経接続までリアルに再現。マジで再現。

正直言うと、エヴァVRはリフトオフするまでが一番楽しかったです(笑)

LCLが注水されて、プラグ内を満たしていくあの「あーやばいやばいやばい」感とか(ここでも風が使われていて、風圧でLCLが足元から上がってくるリアリティがすごかったです)、A10神経接続によって、視界がキラキラと何度も変化していくあの感じとか、もう…アニメが好きなら絶対に堪らない体験。

肩越しに仲間のエヴァが見えるのも燃える。これから出撃するんだ…!

そして、そこからエヴァを取り囲む基地の設備が大きな音と振動を立てながら、動き、開き、稼働して道を作る。エヴァを乗せたリフトはゴリゴリと移動し、左右を見渡せば自分の分身となるエヴァの肩パーツ越しに、共闘する別のエヴァが見える。この時、自分自身はしっかりとプラグスーツを着ていて、それ越しに外界が見える感覚を得て、「あぁ、いま俺チルドレンだ…」と感涙。ヘッドセットで友人と「勝とうな…」と意志を確かめ合ったり。

地下からリフトをガーっと上がっていくソワソワ感は半端なく、「目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ…」と念仏のように心の中で唱える僕。この間、プラグ内のバーチャルモニターでマヤやミサトさんが登場してアニメのように色々報告してくれるのも胸熱。リツコさんは声だけでしたが。

そして地上に出た僕らの目の前に待ち構えるは、新劇場版:破でも登場した第10使徒ゼルエル。「あ、これ、死ぬわ」

第10使徒「ゼルエル」と対面。死を確信する。

案の定、僕らはゼルエルのATフィールドを破ることすらできず、活動限界に達した後は奴に食われて終わりました。

ちなみに魂の座は、クリア率がとても低いらしく、3人で挑んで勝率10パーいくかいかないか程度のようです。2人で挑んだ僕達はさらにハードだったのでしょう。ぐぬぬ。再挑戦したい。

極限度胸試し ハネチャリ

ハネの生えた自転車、通称ハネチャリに乗って空を飛ぶ!

マリオカート、エヴァと大目的を達成した僕らは次に「空、飛びてえな」ということで、ハネチャリをチョイス。このアクティビティ、「落下のスリルに耐えろ!」みたいな謳い文句ですが、実際は割と優雅に空をお散歩する感じの内容なので、少しミスリードでもったいないなと思いました。

ハネチャリは、エアロバイクのような筐体にまたってプレイ。ハンドルは前後左右に傾くようになっていて、ペダルとハンドルでハネチャリを操作することになります。

空を飛びながら「んぎぃー!」となっているところ

ハネチャリの世界は、ファンタジー寄りな感じ。ドラゴンなどのモンスターこそ出てきませんが、巨大な遺跡や、洞窟などの間を飛びぬけたり、天空にそびえる城に向かって飛び続けます。

スタートこそ、崖の上から落下する感じでヒィッとなりましたが、ペダルによる上昇とハンドルによる旋回・滑空になれてくると後は優雅に空中散歩。

全体的に浮遊感はとても楽しかったですが、終始お兄さんに「赤の人、上昇しましょう!」「緑の人、滑空してください」と指示がくるので、あまりマイペースに空を周遊する感じではありませんでした。レースをさせたいのか、景色を楽しませたいのかちょっとチグハグ。まぁ、制限時間がないアクティビティなので、もたもたされるとどんどん後の人を待たせることになりますから、仕方のないことなのかもしれませんね。

急滑降体験機 スキーロデオ

雪山を時速100km相当のスピードで高速で滑り降りるスキーロデオ。

最後のチケットは、かなり空いていたスキーロデオをチョイス。同じ色のアトラクションである、アーガイルシフトと迷ったのですが「体験のベクトルを4つに分散させるなら、スキーだよね」というゲーマー的謎理論により、スキーに。

スキーロデオは、2人ずつプレイする仕組み。急勾配な雪山をスキーで高速で滑り降ります。その体感速度は約時速100kmらしく「えっそんな早いの」と少し尻込み。

ゴーグルをはめるとそこは雪山の頂上。焚き火の揺らめきや立て看板の質感はなかなかのもの。スタートするとすぐに速度が上がり、「いやいやいや速い速い速い!」と興奮。独自の筐体によって、足のひねりや角度でカーブの具合が変わるので、実際のスキーにかなり近い感覚です。

あまりの速度感に体が縮こまっている。

ちなみに言っておくとスキーロデオ、頻繁に崖が登場し、頻繁に落下します。その度に「あーれー」と死を悟り、数秒後に復活して「あ、まだ行けるわ」と意識を確かにする。

ゴール率はなかなか低いらしく、今日はまだ1人だけです!と言われたので本気プレイで無事ゴール。相方にゴールタイムが10秒ほど負けていたのでこれもた再挑戦したいですね!

カフェで特性パックマン料理を嗜む

4つのアクティビティを楽しんで疲れたあとは、併設されたカフェGLAMPER’S(グランパース)でひと休み。

ここでは「チーズ掛け流し極旨ボルダーバーガー」とかいう罪深く欲深い目玉バーガーのほか、パックマンをモチーフにした数量限定のスペシャルメニュー「パックマンムースショコラ」などが用意されています。

数量限定のパックマンムースショコラ。めっちゃ甘い。

ちなみにこのムースショコラ。めっちゃくちゃ甘い上にかなりボリューミーなので、1人で食べるのはオススメしません(笑)
値段もすこし高いので、ぜひ友人とシェアして食べてください。

その他にも、パックマンフルーツスカッシュにはオリジナルのパックマンマドラーが付いてくるので購入必須!とても可愛く、持って帰れるのでお土産にぴったりです。

パックマンやアカベエなどのマドラーが付いてくるオリジナルスカッシュ。

お土産エリア

お土産エリア。品揃えは豊富だった。

取り乱しVR満足を胸にお家に帰るその前に、お土産エリアに足を運んでVR ZONEグッズをゲットするのもまた一興。昔懐かし赤青セロハンメガネを使用して楽しむVRクッキー(?)や、ドラゴンボールなどのVRアトラクションをモチーフにしたお土産がたくさん置いてありました。もちろん、3分の1くらいはVR ZONE関係ないグッズエリアみたいになってましたが、その品揃えが普通に良いw

また買い物に来たいレベルでした。

歌舞伎町がまた1段とカジュアルで楽しみやすい街に変わっていく

今はまだオープンしたばかりで混雑していますが、それでも場内のオペレーションや色分けの仕組みによって待ち時間はそこまで長くない印象です。仲間を誘ってガッツリと、何かのついでにサクっと、どちらの用途でも楽しめる最高のVR施設が新宿に誕生しました。

歌舞伎町にTOHOシネマズができた時も思いましたが、こういうエンタメ系の施設が新宿に増えていくのはとても良いですね。ディズニーランドマニアが年パスを使って気軽にディズニーするように、僕らも気軽に、定期的にVR ZONEに足を運んで新作VRアトラクションをサクっとあそんで帰る未来が近いです。年パスはよ。

どのアクティビティも、ゲームというよりはアトラクションに近く、難しい操作を要求されるようなこともないので、老若男女、ゲーマーからそうじゃない人まで幅広く楽しめること間違いなしです。

さぁ、最新テクノロジーで僕たちを異世界に誘ってくれるVR ZONEであなたも、取り乱して来てください!

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この記事を書いた人

asuyakono

コウノ アスヤ

1992年生まれ、岡山県出身。武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業した後、都内でデザイナーとして活動中。小さい頃からゲーム好きで、四六時中ゲームのことを考えている。

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