Switchを縦向きで遊ぶためのアタッチメント「Flip Grip」で縦画面対応ゲームを快適に遊ぶ
アーケードタイトルやスマホ向けタイトルのような「縦画面」のゲームは、横向きがデフォルトのコンシューマー向けゲーム機に移植される場合、左右に独自の余白を設けることが大半。
でも最近になって、Swtichの携帯モードなら、本体を縦向きに置いてJoy-Conを手で持てば遊べる!と判断されたのか、設定から画面を縦向きに回転してオリジナルに近い形でプレイできるタイトルがちらほら出現し始めてきた。
そんなタイトルを遊ぶ時におすすめなのが、Switchを縦向きでプレイする手持ちアタッチメント「Flip Grip」だ。
Flip Grip
Flip Gripは、海外のゲームグッズ制作会社FangamerがKickstarterで出資者を募って制作したSwitch専用の縦持ちグリップ。
2018年6月22日に目標金額$42,500でスタートしてから、18日間で目標金額の4倍を超える$140,986でプロジェクトを達成し、今はFangamer公式オンラインストアで販売中。
プロジェクト期間中にこの製品を見つけた僕は(当時、特に縦画面で遊びたいゲームがなかったにも関わらず)、これは良いアイデアだし今後そういうゲームが増えそうだから応援したい!と思ってすぐに支援した。以降、数ヶ月にわたって、Kickstarterのupdateページに続々と投下される進捗報告を眺めながら、製品化を心待ちにしていた。
で、先月あたりに無事製品化されて手元に届いたは良いけど、現実問題まだ縦画面に対応した遊びたいタイトルがストアに無かったので、開封せずに大事にしまっておいたのだけど、ついにスマホでも遊んでいた大好きなインディーゲームDOWNWELLがSwtich向けに移植され、しかも縦画面に対応するとの事なので、時は来たりと言わんばかりに製品を開封して使ってみたのでレビューしていこうと思う。
開封
郵送コストの節約か、箱に直で伝票が貼り付けられていたため、せっかくの可愛いパッケージが台無しになっていた…笑。
実際はこういうデザイン。
内容物
内容物はこんな感じ。めちゃくちゃ少ない。
Flip Grip本体と
使い方が記してある説明カードと
ステッカーだ。
なんで説明”書”じゃなくて、説明”カード”なんだ?という疑問は、プロジェクトの進捗報告で実は知っていたのだけど、これはあとで説明する。
Switchを装着
サイズ感はこんな感じ。
Flip GripにSwitchを装着するのはとても簡単で、Joy-Conと同じように、スライドしていけばカチっとハマる仕様。
左右の向きはボディに印刷されたアイコンで判断できる。SDカード的な表現方法。
最後までスライドさせれば、ピッタリとハマる。このあたりのピッタリ感は寸法がちゃんとしていてとても気持ちがいい。
Joy-Conも、いつものように左右にスライドさせればパチっとハマる。ただ、ちょっとここの精度が低いのか、たまに引っかかってスムーズに装着できないことがある。少しだけマイナスポイント。
装着完了。こんな感じ。
そして念願の縦画面プレイ!タイトルは大好きなDOWNWELL。
すごく良い…。
Flip Grip本体の作りは無駄がなく、とても軽いので遊んでいても特段手が疲れるようなことはない感じ。とはいえ、構造上すこし重心が上に寄るので、若干普段の携帯モードとは違った持ち心地にはなる。
ちなみに、Joy-Conを外してディスプレイをテーブルなどに置いてプレイしたい時は、チュートリアルカードを背面に差し込んで立てる。なんとも原始的で笑ってしまったが、コストを抑えるためだと思うので考えたなといった印象。
不満点
値段も安いうえ、アイデア商品なので多くを求めるのは酷だと思うが、Switch本体のスリープボタンが完全に隠れてしまうので、縦持ちプレイをしている時は、ホームボタンのメニューからスリープを選ぶ必要がある(このあたりは、説明カードにちゃんと言及がある)。
それ以外は特に不満はない。
遊びたいゲームがあるなら、おすすめ
良い製品だと思っているし、可能性を感じたから支援したわけだけど、残念ながらまだ縦画面で遊べるゲームがそもそも少ない。僕が把握してるタイトルでも、斑鳩、DOWNWELL、ゲイングランド、STRIKERS 1945、ナムコミュージアム、の5タイトルくらい(まだあったらすみません)。
縦画面に対応してないタイトルだと使い物にならないニッチな製品なので、遊びたい縦画面対応のタイトルがある場合にのみ、強くおすすめできる製品だ。
Flip Gripは、現在Fangamerにて$12.00でオンライン販売中。