【大体いつも10年くらい早い】時代を先取りしすぎなセガの名(迷)ハード10選!
せ〜が〜
こんにちは。最近、bloodborneを買って楽しんでるコウノ アスヤ(@asuyakono)です。
今年の2月に社名を「セガゲームス」に変更し、新たなスタートを切ったセガ。セガサターンやドリームキャストなど、販売は終わっても今なおファンに愛され続けるマシンを世に送り出してきたセガ。今日は、マジで早すぎたセガのゲーム機(筐体)をご紹介します。
セガ!あなたはどうしていつも…!
Sega R-360 – 1990年
x軸とz軸方向に360度の回転機構を持つというキチガイじみた体感ゲーム用筐体。プレイ料金は500円(当時平均の5倍)、筐体の値段は1600万円と、色々と高価だったにも関わらずユーザー人気は絶大でした。あのマイケル・ジャクソンも、来日した際にセガに直行しこのR360を楽しんだそうです。(ちなみにプレイ後即購入したらしい)25年前にこれって普通に考えて規格外だし、今再登場したらまたブレイクしそうだけど、さすがに危ないし無理かな…?
Hologram Time Traveler – 1991年
筐体に設置されたスクリーンに映像を投影することで擬似的な3Dホログラムを表示するゲーム筐体。3DSはおろか、バーチャルボーイよりも早く立体映像をゲームにぶち込んだセガに驚愕です。しかも映像が実写という謎仕様。2015年になった今でも、このアイデアは(ぶっとびすぎて)後継作が世に登場しません。ほんとアイデアはすごいのに。
Sega Activator – 1993年
八角形の輪っか状のボディから赤外線を放出して動きを検知する、メガドライブ用モーションコントローラー。ライトハープのアーティストとミュージシャンと共同で開発したらしい。ヤバすぎる。「プレイヤーの動きを検知」「床に置く」「コントローラー」という要素が、KinectやWiiFitを彷彿とさせます。メガドライブだけではなく、ドラゴンボールのアーケード筐体にも使われていたとか。
PICO – 1993年
DSのような本体に本のようなソフトをセットして、テレビ画面とタッチペンで遊ぶ子供向け電子玩具。本と画面は連動していて、タッチペンを使って操作するとそれが画面に反映されたり、ページをめくると画面も変わったりすします。僕の実家に今もありますが、幼心ながらかなり遊んでましたね。トーマスのボディをペンで擦りまくって綺麗にしたり、マクドナルドのポテトの入れ物にひたすらポテトをぶち込むゲームとかにハマってました。
きかんしゃトーマスにのって
ちなみに、メガドライブのアーキテクチャが流用されているらしいですよ。立派なゲーム機!多分にもれずpicoも時代に(以下略)
Sega VR-1 – 1994年
VRヘッドセットを装着し、ぐいぐい動く筐体に乗って、表れる敵を撃ち落とすアトラクション。頭の動きを検知して、3Dポリゴン映像を投影するらしい…完全にOculus。しかも多人数プレイ。半端ない。これ、本当に…1994年?普通に今出ても面白そうなんですけど。
Dreamcast – 1998年
セガサターンの後継機。インターネット通信用のアナログモデムを”標準搭載”していたところがすごい。ゲームとインターネットの融合をいち早く体現していた先駆者ですね。当時は、ドリームキャスト×電話回線でオンラインゲームに明け暮れるゲーマーが多発したとか。コントローラーに画面付きの端末を差し込めるなど、WiiUに通ずるとことがあります。なお時代g(以下略)
ちなみに、商品化はされませんでしたがこんなアイデアも。Wiiやん。
湯川専務の自虐CMシリーズはあまりにも有名ですね!w
Swatch Access – 2000年
スイスの腕時計ブランドSwatchが開発した、非接触型記憶チップ(RFID)搭載の腕時計型通信機器。無線を利用したデータ転送が可能で、当時のヨーロッパでは、スキー場のリフト券などに利用されていました。セガはこのSwatch Accessにいち早く反応し、ここぞとばかりにDreamcast用にスウォッチアクセスアダプタを開発・発表しました。思想や取り組みは現代のスマートウォッチにとても近いですが、これもやはり時代g(以下略)
もはやセガにとってはAppleWATCHなど過去の遺物です。
トイレッツ – 2011年
男子限定、おしっこで遊べる(!?)ゲーム。ここにきてとうとうセガが時代を超えました。男子用小便器に設置し、スピードセンサーで計測された尿の勢いや量で遊ぶスタイルなんですが、なんと広告も表示ができる!(重要)開発チームチーフディレクター、十文字新さんの一言が秀逸。
ずっと昔から、男の子にとって人生で最初に握るコントローラーだと思っていました。
「遊び」の精神を「排泄行為」にまで及ばせるセガ精神。見習いたい。
えーでるすなば – 2014年
サンドボックスゲームが流行る現代において、文字通りサンドボックスをゲームにしてしまったのがこちら。コンセプトは”室内でする砂遊び”筐体に敷き詰められた特殊な(汚れにくい)砂の凹凸に合わせて、様々な映像がプロジェクションマッピングで投影されるという代物です。凹んだところには池や魚が、盛り上がったところは山になり草木が生い茂り…。小さい時、砂場をいじりながら色んな光景を想像していましたが、セガによってそれが今、現実になろうとしています。
あれ…?このあたりから時代がセガに…、いやなんでもありません。
ネイルプリ – 2015年
自分がデザインしたネイルシールが吐き出される、ネイルシールプリント機。先日までロケテストが実施されていました。筐体本体でデザインできる”ココ de ネイル”、対応スマホアプリでデザインできる”スマホ de ナイル”の2つの合わせ技。すげーなーと思う反面、どこかセガっぽい精神を感じるというか、遊びごころを忘れていない取り組みが素晴らしい。これは流行ってくれ。
時代よ、セガに追いついてくれ。
僕らはいつだってセガが大好き
当時としては前衛的な商品を世に産み落としまくり、失敗を繰り返し、挑戦を諦めないセガ。彼らのそんな、いい意味で「子供のような」姿勢は、それでも「ソニック」などの人気キャラクターを生み出してもいます。家庭用ゲームハードからは撤退してしまったけど、ゲームセンターなどのアミューズメント業界ではまだまだ現役なセガのハード部門。これからもどんどん10年早い商品を世に送り出し、僕たちにこう言わせ続けて欲しいです。
「いつも10年はえーんだよ!」