僕が「リトルノア」をやめた5つの理由。なぜ人は好きなゲームに飽きてしまうのか?

コウノ アスヤ(@asuyakono)です。
高校生の時はギャルゲーを遊びまくってブヒブヒ言ってた僕も、今はめっきりギャルゲーは遊ばなくなっているし、大学の時はPerfumeのファンクラブに入ってブヒブヒ言ってた僕も、今はファンクラブを辞めている、
そして、好きだったゲームを好きじゃなくなるということも、もちろんある。
はい。リトルノアに飽きました!もう1ヶ月くらい遊んでない!未だに通知がくる!切ない!
決してクソゲーなどでは無い
前もって言っておきますが、「クソゲーだ!」とか「遊ぶべきではない!」とか声高に叫ぶつもりはありません。良いところは多いし、今でもリトルノアを愛するプレイヤーは日本中にいるし。

「ついにiOS版リリース!リトルノアでAndroid版プレイヤーに追いつく為の基礎知識まとめ」みたいな記事を書くほど楽しみにしてたし、リリース直後もわいわい遊んだし、ギルドも立ち上げて強力プレイも沢山したし…
リトルノアプレイ中。楽しい! 東京ゲーム事変というギルド作ったので「とりあえずどこか」という人は共にマナセリストーナメント目指しましょう。 #gamejihen #リトルノア
— あすやん (@asuyakono) 2015, 3月 4
とか言ってたし…。
僕にとっては、「よし、遊ぶぞ」と本気で遊びはじめた初めてのソーシャルゲームでもあるわけで(ガチャは無いけど)。
素晴らしいところ、大好きなところはもちろんあるという前提で、あくまで冷静に、端的に、なぜ自分はこのゲームに飽きたのか?を考えてみます。
理由その1 物語がモチベーションを産んでくれない
この手のゲームって、プレイヤーがゲームに介入しなくても、その世界に何も問題が無い感じがするんですよね。要するに、頑張って施設を作ったり、バトルしたり、そういうアクション一つ一つにモチベーションがわかない。

RTSだし、ソーシャルゲームだし、モリモリで奥深いストーリーを求めちゃいけない事はわかってたつもりなんですが、グラフィックと音楽が良すぎるせいて、引っ張られて物語にも期待しちゃってました。
わかったことその1 僕は物語が無いゲームが苦手
理由その2 自分のあずかり知らぬモノが足をひっぱる
具体的に言えば、ルビーです。ルビーが圧倒的に足りない。
ソーシャルゲームだし、基本無料だし、どこかで課金しなきゃスムーズに遊べなくなるタイミングがくる事はわかってたけど、早い、早すぎるよぉ、ルビーが足りない。

ルビーが無いと施設レベルアップに時間がかかりすぎる。そしてモチベーションが下がっていく。
「課金しなければスムーズに遊べない」これがF2Pのオキテなのは解ってるいけれど、吉田明彦と崎元仁が僕に夢を見せたらしい。
わかったことその2 僕はF2Pの収益モデルが苦手
理由3 技術じゃない部分で他者と優劣がつく
時間限定イベント、ルビーを使って時間短縮、あぁ、がっつりやりたい時にがっつり思う存分遊べないのは辛いんですね。時間を柔軟に使うのが上手い人、課金にためらいがない人に、どんどん置いてけぼりを食らう感じ。

プレイヤーランキングや、フレンドリスト、ギルド、このゲームは様々なシーンで他プレイヤーと比べられる。
強い「誰か」に、方舟を破壊され、力(のようなもの)の差を見せつけられる。
わかったことその3 僕は技術でしか競争したくない
理由その4 不安定すぎる
プレイ中に落ちすぎ。スリープから戻った時に再起動しすぎ。リリースから度重なる不具合、修正、対応、メンテナンスの嵐。公式Twitterが毎日の用に詫び過ぎ。

ごめんなさいイラスト可愛すぎ。
わかったことその4 僕は心がせまい
理由その5 スムーズに楽しくならない
できることが多いのにチュートリアルがけっこう投げっぱなしで、「え、何すればいいの」ってなってる人が多かった気がします。
後は公式攻略wikiで保管しろって?そりゃないでしょノア様!

わかったことその5 説明不足が苦手
なぜ人は飽きるのか
15年前、コピーライターの糸井重里さんは
「飽きるとは、受け取れる情報が尽きること。あるいは、発信している情報を受け取ろうとする動機が受け手のほうになくなること」
だとおっしゃっています。
動機という部分で言えば、やっぱり物語。リトルノアって、どんどん環境が変わったり、乗り越えるべき壁が与えられたり、大切な何かが奪われたりしないんですよね。僕にとってゲームには、やっぱりそういう「自分を突き動かす何か」を求めてしまう。
そして同時に、僕がソーシャルゲームから受け取れる情報の量と種類は、かなり少ないとも言えます。まずそもそも無料ってだけで「ま、飽きたらやめればいいや」っていう悪魔が心のどこかに生まれちゃう。そりゃ7000円とかだして買うゲームに比べらたら、「なんとかして旨味を吸い尽くしてやる」っていう気にもなりにくい。
つまり、「リトルノアを楽しむ器が僕には無い」とも言えるし「リトルノアが僕に与えられる情報が尽きた」ということでもある。一言で言えば「僕はリトルノアのターゲットユーザーでは無かった(あるいは、かすっていた)」ということなんだろうなぁと。
「飽きてるかも」と気づいて「うーん」と複雑なきもちになりながらゲームをやめるとき、どこか切ないのは「好きだった相手」から「これ以上僕の器を満たしてくれる情報が出てこない」と悟ってしまうからなんでしょう。

けれど、リトルノアを楽しんだかと言われれば、楽しんだよ!と大声で言えるのは間違いないです!2D・3D両方のグラフィック、荘厳かつ美しい音楽、そして竹達彩奈の萌えフルボイスなど、素晴らしいところは沢山ありました。
遊ぶ価値はあると思います!無料だしね!笑
あ、あと、ギルドに加入してくれている方々、本当にごめんなさい。連絡をくだされば、誰かにギルドマスター譲ります…!