超ゲームウォーカー!

search

10分で遊び終わる名作!スウェーデン学生10人が生み出した無料スマホゲーム「Lost Tracks」

こんにちは!コウノ アスヤ(です

スマホ向けゲームというものが一般化されてから、日々アプリストアには大量のゲームがリリースされていますが、本当に「スマホに特化した」ゲームというのはとても少ないように思います。

そんなゲームを、スウェーデンの学生10人が作ってしまいました。Lost Tracksというゲームなんですが、これがとても良くできたゲームでして。内容的にはすごく短いんですけど、無料で遊べるくせに、アートワークとか音楽とかのクオリティが高い。

スマホでゲームを遊ぶなら、まずはこれを遊んでみるといいよって、人に勧めたくなるゲームでした!

Lost Tracks

Lost Tracksはデンマークの学校のワークショップで、学生チームによって作られた謎解きアクションゲーム。

losttracks02

losttracks03

いつも乗る列車の中で、美しい黒人の少女に出会った少年ロウ。彼女に一目惚れてしてまったものの、勇気をが出ずになかなか声をかけることができない彼は、次第に自己の内面世界にハマりこんでいきます。

losttracks04

特質すべきは、Lost Tracksは素直にスマートフォンというデバイスとちゃんと向き合って制作されているなと感じるところです。

losttracks08

ジャイロで操作、サラウンドを使用した音の謎解きなど、スマホの性質を生かした操作と謎解きを用意していて、短いながらも結構濃密なスマホゲーム体験を味わうことができました。スマホ×ゲームのベンチマーク的作品になっているよな気がします。

losttracks09

キャラクターアニメーションとCGアートの学生なだけあって、画面の端々からセンスを感じます。ミニマルなポリゴンのデザインと色使い。モチーフの使い方。心の琴線に触れるような、全体に漂う哀愁と、モヤモヤした不気味さ。音楽のダウナーな感じも良い。

losttracks05

losttracks06

彼の内面世界は非常に暗く、そして幻想的な世界です。

短編アニメーションのように短く、完成度の高い作品

IMG_5084

学生が作ったというこのゲーム。短いながらもクオリティはすごい高くて驚きました。謎解き自体はとても簡単で、そこまで悩むものでもないのですが、スマートフォンというデバイスの特性をしっかりと活かした謎と操作系なので、普通に面白いです。全体的にとても短く、サクっと遊び終わって「なんか良かったな」と思う感じ。ディズニー映画の本番前に流れる短編アニメーションのようなパッケージ感を感じました。

エンドクレジットに記された10人の才能の今後に期待したいですね!

この記事をSNSにシェア

feedly Feedlyで購読

この記事を書いた人

asuyakono

コウノ アスヤ

1992年生まれ、岡山県出身。武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業した後、都内でデザイナーとして活動中。小さい頃からゲーム好きで、四六時中ゲームのことを考えている。

アクセスランキング